COLUMN
【関西SL前半戦総括】HARIMAが首位ターン、BASARAとアルテリーヴォが追走。
2026.07.20

第61回The KSL アストエンジ関西サッカーリーグDivision1は、第9節終了時点でCento Cuori HARIMAが首位に立っている。
9試合を終えて6勝3分、勝点21。得点20、失点5、得失点差+15。数字上は堂々の首位だが、2位FC BASARA HYOGOが勝点18、3位アルテリーヴォ和歌山が勝点17で続き、優勝争いはまだまったく見えていない。
特に上位3クラブはいずれも得失点差+15。HARIMAは勝負強さ、BASARAはリーグ最多22得点の攻撃力、アルテリーヴォは4勝5分と粘り強さを武器に、三者三様の形で後半戦へ向かう。

首位HARIMAは“落とさない強さ”で勝点21

前半戦の主役は、やはりCento Cuori HARIMAだ。
6勝3分0敗。アルテリーヴォとともに無敗を維持しながら、引き分けを最小限に抑えて首位に立った。失点5はリーグ最少タイで、守備の安定感は群を抜く。
攻撃面では北川洸平が6得点、松原大芽が5得点。2人でチーム20得点の半数以上を占めるが、関知哉、小川珠里、藤起甫、福島裕済、西原樹、花井聖、榎本怜、ヨム・テファンらも得点を記録しており、得点源は決して一点集中ではない。
後半戦の焦点は、上位直接対決でこの安定感を保てるか。8月23日のBASARA戦、8月29日のアルテリーヴォ戦は、首位チームの真価が問われる連戦になる。

BASARAは最多22得点。逆転優勝へ攻撃力は十分

2位のFC BASARA HYOGOは、9試合で22得点。リーグ最多の攻撃力を誇る。
熊谷誠也、高橋佳が4得点、佐藤陽太、大脇瑞城が3得点。さらに河合秀人、五十嵐理人、福西黎也らも得点しており、どこからでも点が取れるのが強みだ。
一方で、HARIMAとアルテリーヴォが無敗なのに対し、BASARAは1敗を喫している。この1敗分の差が現在の勝点3差につながっている。
ただし、後半戦には直接対決が残っている。8月23日のHARIMA戦に勝てば勝点で並ぶ可能性があり、9月5日にはアルテリーヴォ戦も控える。攻撃力でリーグの流れを変えられるか。BASARAにとって後半戦は、追う立場から一気に首位を奪いに行く戦いになる。

アルテリーヴォは“勝ち切る力”が鍵

3位アルテリーヴォ和歌山は4勝5分0敗。HARIMAと同じく無敗だが、引き分けが5つある分、勝点では4差をつけられている。
ただ、内容面では十分に優勝を狙える。得点20、失点5、得失点差+15。攻守の数字は首位HARIMAとほぼ同等だ。
得点ランキング首位の和田幸之佑が7得点。エースとして前半戦のリーグを引っ張った。さらに新田航士、尾崎僚、下間蓮之介、築山隼らも複数得点を挙げており、攻撃の厚みもある。
課題は明確だ。負けない力はある。あとは引き分けを勝利に変えること。8月29日のHARIMA戦、9月5日のBASARA戦で勝点3を取れれば、優勝争いの主役に躍り出る。

中位勢は“上位食い”でリーグを動かす

4位のおこしやす京都ACは勝点12。3勝3分3敗、得点13、失点14と波はあるが、甲元大成が5得点を挙げて攻撃を牽引している。宮城和也、岩間雄大、清武功暉、山本大稀、清水憲之介、高橋康平らも得点を記録しており、上位にとっては厄介な存在だ。
5位IKOMA FC奈良は勝点11。田中直基が5得点と存在感を放つ。伊勢渉、都倉賢、YU Yechan、バジル・エメカ・ミカエル、柳貴博らも得点しており、攻撃面には可能性がある。失点13をどう抑えるかが後半戦のテーマになる。
6位飛鳥フットボールクラブは勝点10。得点11、失点14と中位にいるが、佐々木洸太が3得点。西村日陽、下川陽輝、栄澤隼輝、峯田聖太、安原祐智、田口涼太、上元直樹ら得点者が多く、試合ごとに違う選手が顔を出せる点は強みだ。
7位AS.Laranja Kyoto、8位守山侍2000は苦しい前半戦となった。AS.Laranjaは得点3、失点26。守山侍2000は得点6、失点22。まずは守備の立て直しが不可欠になる。

得点王争いは和田が一歩リード

得点ランキングは、アルテリーヴォ和歌山の和田幸之佑が7得点でトップ。
追うのはHARIMAの北川洸平が6得点。さらにHARIMAの松原大芽、IKOMAの田中直基、おこしやす京都ACの甲元大成が5得点で続く。
優勝争いと得点王争いがリンクしているのも今季の特徴だ。上位直接対決でエースが決めるかどうかが、順位表を大きく動かす。

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